「リクナビなど使う採用サイトが増えるとそれぞれのシステムにログインしてやりとりするのが面倒」
「採用業務をGoogleスプレッドシートやexcelで管理しているが抜け漏れや状況が分からず煩雑になっている」
「選考数が100を超えると今の状態だと人事担当の負担が大きすぎる。見える化と効率化したい」
人材採用は採用人数が多くなるほど業務が増え、採用担当者は応募者との連絡や面接官との日程調整、選考フローの把握など多くの管理業務に時間を取られてしまいます。1人、2人なら管理できますが100人以上選考して、採用サービスも複数個使うと応募者が今どの状況(書類待ち、面接調整待ちなのかなど)かをexcelなどで管理するのは到底不可能になります。
しかし採用管理サービス「HRMOS(ハーモス)採用」を使うことで情報を一箇所に集約でき、さらに選考フローなどの採用状況を社内で見える化することができます。
- メールで関係者全員にCCを入れて共有→状況を調べるためにメールを読み直す手間がなくなる
- 各応募者の選考状況が分かり、面接調整や評価について履歴がきっちりと残っていく
- リクナビやマイナビのデータを取り込むことができ、各サービスにログインしなくてもHRMOS採用上で完結できる
「HRMOS(ハーモス)採用」は一言でいうと「採用管理業務を全部一元化&社内で見える化」できるクラウドサービスです。
今回HRMOS採用の機能や特徴、メリットやデメリットを解説します。
HRMOS(ハーモス)採用とは。価格や機能について
HRMOS採用は株式会社ビズリーチが提供するクラウド型の採用管理サービスです。ビズリーチと言えば高年収のハイクラス専門の人材紹介事業で有名ですが、人材紹介業務のノウハウを活かして採用管理サービスも運営しています。
ツール屋が作ったサービスでなく、人材紹介のノウハウと実績を持ってる会社が作ったのがHRMOS採用なのでUIと操作感覚が優れており、人事担当が使いやすいサービスとなっています。
サービス名 | HRMOS採用管理 |
---|---|
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
採用ページ作成 | ◯ |
応募者管理 | ◯ |
選考管理 | ◯ |
エージェント管理 | ○ |
採用レポート作成 | ○ |
タイプ | クラウド型 |
費用 | 初期費用0円~+月額100,000円~(企業ごとに変動) |
採用ページ作成
オリジナルの採用ページを簡単に作れます。HRMOS採用はクラウドサービスなので作ったページはネットの検索に引っかかるようになり、グーグルなど各種検索エンジンに表示できます。HRMOS採用上で求人票の必要項目や内容を入れるだけでWebサイトの作成経験がなくても簡単に採用ページを作成できます。
また作成した求人票は連携しているビズリーチ、キャリトレ、スタンバイなどにそのまま出稿できます。
外部媒体からのデータ取り込み
リクナビやマイナビなどの求人サイトの応募者データをHRMOS採用に取り込むことができます。
わざわざ各採用サービスのサイトにログインしなくても、HRMOS採用上で全ての求人サイトからの応募者に対して説明会の案内や面接の調整、選考の進捗管理を一括して行うことができます。
応募者管理
HRMOS採用の特徴の一つに応募者データの一覧に「タグ付け」ができることが挙げられます。応募者の一覧は名前が羅列されているだけで見間違えや見落としの原因になりますが、タグ付けを行うことで一人一人の情報を面接日や面接官ごとに表示させることができるようになります。
また、UIを意識したデザインにより「本日の面接予定」や「新着応募者」「未対応メール」といった見落としがちな情報を上位表示させることで日々の業務の抜け漏れを防ぎます。
選考管理
自社の選考プロセスに沿ってフローを設定できます。また評価フォームを自由に設定できるので、独自の評価項目があっても対応可能です。
候補者ごとにタイムライン形式でコメントを記入することができるので、面接官が毎回違う場合でも、新たな面接官がこれまでの応募者とのやり取りや面接評価についてのコメントを確認することが可能です。
またGoogleカレンダーと連携することでHRMOS採用の管理画面上から面接官の予定や会議室の空き状況の確認・確保が可能です。これにより日程調整にかかる工数が削減できます。
エージェント管理
HRMOS採用の管理画面上から人材紹介会社から求職者の募集・受付を行うことができます。
これにより、人材紹介会社とのやり取りに関する工数を削減すると共に、履歴書やレジュメでの対応が一般的な応募者の情報をシステム上で一括管理することで応募者管理や選考管理を効率的に行うことができます。
更に、アルゴリズムを活用して求人ごとに最適なヘッドハンターを転職サイト「ビズリーチ」の登録ヘッドハンターの中から推薦してもらうことができます。
採用レポート作成
選考ステータスや応募者ごとの採用レポートはもちろん、求人媒体ごとの費用対効果や面接官ごとの実績評価を自動でレポート化できます。
これにより採用コストと目標値を設定することができ、予算や達成度合いを可視化させることができます。
採用業務は採用責任者や経営陣への説明の機会が多いので、レポート作成業務の簡易化は採用業務の効率化に大きく繋がります。
上手く行かないとき募集数が少ないのか、書類選考で引っかかってるのか、面接で落ちてるのか見える化でき、採用管理のボトルネックを可視化できます。
費用
HRMOS採用は初期費用は無料で、月額10万円~で利用できます。ただし詳細金額は公式サイトに掲載されていません。
これは企業ごとパッケージするため会社1つ1つで料金が異なるためです。
そのため自分の会社の規模、利用人数ではいくらになるかは問い合わせする必要があります。
HRMOS(ハーモス)採用の特徴
HRMOSブランドにはHRMOS採用(採用業務管理)の他にHRMOS CORE(従業員情報管理)、 HRMOS評価(人事評価システム)という3つのサービスがあります。この3つのサービスは連携しており採用選考から入社後の情報管理、人事評価をワンストップで行うことが可能です。
各サービスにの特徴を解説します。
HRMOS CORE
HRMOS COREは従業員情報を一括管理するためのデータベースです。企業には人事・労務・給与・評価など様々なデータが存在していますが、個別に管理されている場合が多く、また入退社や異動、扶養家族の申請など様々な人事関連業務が手書きで行われており、膨大なオペレーション業務が発生しています。
これらの人事関連業務をデータ上で管理するためのシステムがHRMOS COREです。
HRMOS COREは入社・異動等の通知メール送信などの日常業務の自動化を行なう事が可能で、外部システムとの自動連携により労務管理や給与計算・勤怠管理を一括して行うことが可能です。
これにより、常に従業員情報を手間なく最新の情報で一括管理することができます。
HRMOS評価
HRMOS評価は先進企業で導入が進んでいる「リアルタイム・フィードバック」に対応した評価システムです。
「リアルタイム・フィードバック」は半年から1年ごとに評価サイクルを変えることで従業員の能力向上を促進させる制度で、日常的にフィードバックを行うことで変化に対応できる人材や継続的に挑戦することができる人材の育成を目的としています。
HRMOS評価はフィードバック内容の記録と能力開発のためのアクション管理を行うことができます。また状況に応じて目標を変更し、その履歴を記録していくことができます。
また、一般的な評価制度であるMBO(目標管理制度)や360度評価、OKR(主要結果目標)にも対応しており、様々な企業の評価制度に対応可能です。
このようにHRMOSシリーズで連携することで人事関連業務を大幅に効率化することができるのがHRMOS採用とHRMOSシリーズの特徴です。
HRMOS採用の評判
HRMOS採用の利用者の評判を紹介します。
- 人事担当者の時間の効率化と面接官とのコミュニケーションの改善ができた
- 会社が求めている人材をデータベースから条件を設定して抽出することができた
- 面接官から面接官への引き継ぎが必要なくなった
- 人や部署によって権限を変えられるので、様々な人がアクセスしても必要情報しか表示さないので採用業務をスムーズに進めることができた
- 煩雑になりがちな採用業務の一元管理が可能。閲覧制限やカレンダー連携など採用業務につきものの課題や手間をまとめて解決している点が素晴らしい
- グラフなどが簡単に出力できるので、役員への説明が楽になった
1番多い意見としては「何といってもUIと操作感覚が圧倒的に優れている。他社の採用管理システムの中には画面遷移が遅く、直感的に操作できないものも多く、業務効率化につながらないこともあった。」と人材紹介の実務があるビズリーチだからこそ人事担当が使いやすいサービスが作れたという感じです。
HRMOS採用のメリット
採用工数の削減
採用業務を一括して行うことができるので、面接官のカレンダーを見ながら社内システムで会議室の空き状況を確認し、電話でスケジュールのやり取りをする。といった煩雑な業務を行う必要が無くなります。
オペレーション業務の削減は選考スピードの向上や応募者への連絡忘れ、面接時間の間違いや場所の設定ミスなどのリスク軽減に繋がるため、採用担当者にとっては大きなメリットといえます。
閲覧権限により大規模なチームでも運用可能
数百人単位で採用活動を行う企業では、千回単位の面接が行われます。閲覧権限の付与によって部署や個人ごとに面接結果や対応状況を入力でき、申し送りや引き継ぎの必要もなくなります。
またデータを紙で印刷して持ち歩く必要やPCにダウンロードして持ち歩く必要がなくなるので、大規模な採用チームに起こりがちな個人情報の紛失漏洩といったリスクの軽減にも繋がります。
HRMOS採用のデメリット
最低料金があり、さらに会社毎に設定料金がある
HRMOS採用は最低月額が10万円〜でさらに実際の費用は会社によって異なります。ある程度の人数を採用する企業でないと費用対効果が悪くなる場合があります。
採用単価が中途で120万円/人を切る企業や毎年10人以上の新卒採用を行わない企業にとっては割に合わないケースが出てくるかもしれません。
履歴書が閲覧しにくい
機能的な問題として候補者の履歴書を表示させる場合に画面遷移を行うのが面倒だという声が多く挙がっています。何十人もの面接を行う場合には、この一つの操作の待ち時間が生産性の低下に繋がる可能性があります。
HRMOS採用がおすすめできる(できない)企業
「リクナビなど使う採用サイトが増えるとそれぞれのシステムにログインしてやりとりするのが面倒」
「採用業務をGoogleスプレッドシートやexcelで管理しているが抜け漏れや状況が分からず煩雑になっている」
「選考数が100を超えると今の状態だと人事担当の負担が大きすぎる。見える化と効率化したい」
冒頭でお伝えしたとおり、「HRMOS(ハーモス)採用」は一言でいうと「採用管理業務を全部一元化&社内で見える化」できるクラウドサービスです。
なのでHRMOS採用を導入すると効果がある企業は
- excelやグーグルドキュメントでの選考管理をやめたい
- 複数の人材紹介会社の採用活動を一箇所で一元管理したい
- 10人を超える採用状況を社内で見える化(今書類待ちなのか、面接待ちなのかなど)、情報の共有(面接での評価など)をしたい
です。今後採用人数を増やしたいベンチャー企業や面接官が20人を超える場合も効果がありますね。
逆に採用に予算を掛けられなかったり、採用人数が年間で数人の場合は向いていないといえるでしょう。