採用活動を行うために採用管理システム(ATS)を導入する企業が増えていますが、様々な採用管理システムがあるのでどれが自社に向いているかわからない。そんな悩みを持つ方も多いと思います。
今回は採用管理システムを初めて導入しようと検討している方々向けにジョブカン採用管理をご紹介します。
ジョブカン採用管理は採用管理システムを初めて導入する企業や、少人数の採用を行う企業に向いている採用管理システムです。
30日間の無料トライアルができるので使いやすさを試すことができ、応募者の人数によって費用が変動するので、少人数採用を行う企業でもコストに見合ったプランで導入することが可能です。
機能や価格、評判やメリット・デメリットについてご紹介していきます。
ジョブカン採用管理とは。価格や機能について
ジョブカン採用管理は株式会社Donutsが提供するクラウド型の採用管理システムです。中高生に人気の動画投稿アプリ「mixChannel」の運営会社として知られていますが、「ジョブカン勤怠管理」や「ジョブカン経費精算」、「ジョブカン給与計算」など企業のバックオフィスを支えるサービスを提供しており、ジョブカン採用管理もそのシリーズの一つです。
サービス名 | ジョブカン採用管理 |
---|---|
運営会社 | 株式会社Donuts |
採用ページ作成 | ◯ |
外部求人サイトからのデータ取り込み | ◯(STANDARDプランのみ) |
応募者管理 | ◯ |
選考管理 | ◯ |
エージェント管理 | ○ |
採用レポート作成 | ○ |
タイプ | クラウド型 |
費用 | 初期費用0円~+月額8,500円~(応募者人数により変動) |
採用ページ作成
ジョブカン採用管理の採用ページ作成機能は自社のWebサイトだけでなく外部の求人サイトindeedとGoogleしごと検索に対応しています。
求人データを作成すると自社のWebサイト内だけでなくGoogleの検索エンジン上で「営業職 都内 求人」などと検索した場合に自社の求人情報が表示されるようになり、外部の求人サイトを使用しなくても求職者に求人情報を発見してもらうことができます。
外部求人サイトからのデータ取り込み
リクナビやマイナビなどの外部求人サイトからの応募者データを自動で取り込みます。連携している求人サイトはマイナビ転職・リクナビNEXT・DODAなど大手の求人サイトを中心とした6媒体です。
2時間おき、1日1回など任意のタイミングを設定しておくと、その時間に連携している外部求人サイトから自動でデータを取り込むので、採用担当者がわざわざ各サイトにログインして応募者のデータを取り出してジョブカン採用管理に取り込む必要がありません。
応募者管理
ジョブカン採用管理では説明会や面接の日程が簡単に設定できる「イベント管理機能」を使用できます。
通常の面接の日程調整は応募者1人ひとりに対して電話やメールで調整しますが、ジョブカン採用管理では予約受付のサイトを作成して応募者に送ると応募者が自分の都合の良い日時の面接を予約できます。
採用担当者は応募者と個別にやり取りする必要がなくなり、面接の日時や会場などの情報を入力するだけで日程調整が完了します。これにより採用工数を大幅に削減することができます。
選考管理
応募者ごとに日程調整や結果の通知など「次にやるべきタスク」が自動で表示されます。経験の少ない採用担当者や複数のメンバーで選考管理を行う場合にもタスクの抜け漏れなく選考管理を行うことが可能です。
またジョブカン採用管理をGoogleカレンダーやサイボウズOffice10、サイボウズガルーンと連携することで面接官の予定をジョブカン採用管理上から調整することができます。これにより日程調整を行うことが可能です。
エージェント管理
人材紹介会社のエージェントとの応募者の推薦や選考に関するやり取りは、一般的にはメールや電話で行います。しかし推薦人数が多くなると面接日時を他の応募者と混同したり、過去の面接結果をメールや電話で共有するなどの手間が発生します。
ジョブカン採用管理は専用のログインIDを付与することで、エージェントがシステム内にログインして応募者を登録できるようになり、選考結果等も確認できるようになります。これによりエージェントとのやり取りに必要なコミュニケーションコストを削減できます。
また接続元のIPアドレス機能制限があり、契約が終了した人材紹介会社からのアクセスを遮断できるのでセキュリティ対策も万全です。
採用レポート作成
応募者数の推移やどの媒体から応募してきたか分かる経路別推移、日々の選考状況、面接通過率や採用担当者別など、様々な指標でグラフと表のレポートを作成することができます。
採用担当は日々の進捗状況の報告や採用活動の総括など、レポートを書く機会が多いのでレポート作成機能は作業量の削減に役立ちます。
ジョブカン採用管理の評判
一例ですが、ジョブカン採用管理の利用者の評判をご紹介します。
・ミニマムな機能で費用が安いのが良い。また求人媒体連携機能も値段の割には充実しており、追加料金もかからない。
・候補者の管理等は比較的簡単にできるルーツだと思います。様々な管理ツールの中では非常にスタンダードな印象です。
・オープン求人、クローズ求人をタイムリーに共有できるため、外部コミュニケーションが非常に少なくなりました。
・エージェントからの紹介を簡単にできて漏れない仕組みになっている。Googleカレンダーと連携できる点も良い。
出典:ITreview
https://www.itreview.jp/products/jobcansaiyokanri/reviews
このように、安価でシンプルな機能で使いやすいという評価の声が多く挙がりました。
ジョブカン採用管理のメリット
indeed・Googleしごと検索との連携
indeed・Googleしごと検索と連携しているので、求職者がGoogleの検索エンジン上で「営業職 都内 求人」などと検索すると自社の求人が表示されるようになり、発見率を高めることが可能です。
30日間の無料トライアルが可能
30日間の無料トライアルを行うことが可能です。実際の画面で自社のデータを使用して操作を行うことができるので、導入後のミスマッチのリスクを軽減できます。
ジョブカン採用管理のデメリット
応募者が多い企業はコストが高くなる
ジョブカン採用管理はLITEプランで月額8,500円、STANDARDプランで月額30,000円から利用可能です。しかし応募者の登録人数によって金額が変動するので、大勢の応募者が集まると却ってコストが高くなってしまいます。
費用対効果などの分析にはやや向かない
人材紹介会社や求人媒体の費用対効果をレポートする機能などはついていないので、採用活動を詳細に分析したい場合にはやや情報が足りません。
ジョブカン採用管理がおすすめできる(できない)企業
ジョブカン採用管理を導入する効果がある企業は
- 採用管理システムを初めて使用する
- 採用人数が10人以下
- 採用人数に合わせてコストを払いたい
このような会社だと考えます。
逆にアルバイトやパート採用など多くの人数を採用する会社や、ある程度知名度があり応募者数が多い会社には向いていません。
以上のようにジョブカン採用管理は採用管理システムを初めて導入する企業や、少人数の採用を行う企業に向いている採用管理システムといえるでしょう。