「人手不足をリファラル採用で解決したい」
「社員だけでなく、アルバイトやパートなど大人数のリファラル採用に取り組みたい」
「リファラル採用でなかなか紹介が発生しないが、その原因がわからない」
リファラル採用を行なっていると、このような課題に悩む人は多いと思います。しかしリファラル採用に特化したクラウドサービス「Refcome」を使えば上記の課題を解決することができます。
リファラル採用とは社員全員が採用担当となり、紹介や推薦によって人材を採用する手法です。社員自らが社風や仕事に合うかをフィルタリングして求人を紹介するので、マッチング率の向上が期待できます。また求人サイトや人材紹介会社では出会えないような人材からの応募も期待できる採用手法です。
冒頭のような課題はリファラル採用をアルバイトやパートなど、ITリテラシーが高くない人材でも簡単に紹介できる仕組みが作られていないことが原因です。
それに対しRefcomeは一言でいうと、アルバイトやパートでも簡単に紹介ができるリファラル採用のプラットフォームです。
Refcomeはスマートフォンを持っていれば誰でもリファラル採用ができるように紹介の仕組みをシンプルにしています。URLやQRコードを相手に送るだけで簡単に紹介と応募ができるため、ITリテラシーが高くなくても気軽に利用できます。
ここでは機能やメリット・デメリット、評判についてご紹介していきます。
Refcomeとは。価格や機能について
Refcomeは株式会社リフカムが提供するリファラル採用に特化したクラウドサービスです。株式会社リフカムは2014年に創業し「採用を仲間集めに再定義する」をミッションとしてRefcomeを提供しているベンチャー企業です。Refcome は2019年に「日本の人事部 HRアワード2019」のプロフェッショナルを受賞した近年注目のクラウドサービスです。
サービス名 | Refcome |
---|---|
運営会社 | 株式会社リフカム |
社員用のスマホアプリ | ○ |
タレントプール※すぐに転職しない人材の情報を保管しておくデータベース機能 | × |
応募者の選考管理 | × |
インセンティブ管理 | × |
社員の活動状況の管理・分析 | ○ |
費用 | 非公開 |
社員用のスマホアプリ
社員やアルバイトが手間なく求人を紹介できるようにスマホアプリが提供されています。ログイン不要でメールアドレスを持っていないアルバイトでも利用が可能です。
スマホアプリからは現在募集中の求人を確認でき、URLやQRコード等で簡単に友人・知人にシェアできるようになっています。求職者は受け取ったURLやQRコードにアクセスし、仕事内容に興味があれば求人画面から応募することができます。
タレントプール
タレントプール機能は「すぐに転職することを考えていない」という潜在転職者の情報を保管し、企業が継続的にアプローチするためのデータベースです。これによって、潜在転職者に新たなポジションの募集が始まった時に優先的に求人を案内したり、接点を保つためのイベントの告知などを行うことができます。しかしRefcomeにはタレントプール機能が搭載されていません。
応募者の選考管理
応募者とシステム上で面接などの日程をやり取りすることはできません。採用管理を行う場合には別途で採用管理システム等を導入する必要があります。
インセンティブ管理
社員やアルバイトが求人を紹介したり、紹介した求職者が入社した場合に支払うインセンティブの管理機能は搭載されていません。インセンティブを支払う場合には、個別に記録しておくなどの管理が必要です。
社員の推薦状況を管理・分析
社員やアルバイトの活動状況を個人・部門ごとに管理・分析できます。紹介はできているのに応募に繋がっていない社員の把握や、リファラル採用に非協力的な社員や部門が発見できます。
Refcomeは「リファラルスコア」という機能を搭載し、リファラル採用がうまくいっていない原因を明らかにできます。「リファラルスコア」は、リファラル採用に成功している企業の共通要素を抽出し、制度認知や人脈、紹介手順の煩雑さなどを数値化したものです。自社のスコアが低い点を重点的に改善することで、リファラル採用を成功に導いていくことができます。
費用
料金は公開されていないので、直接問い合わせる必要があります。
Refcomeの登録・使い方
Refcomeを利用する場合にはWebサイトから問い合わせを行い、IDとパスワードを登録する必要があります。登録後にログインし、求人情報の入力や社員やアルバイトへの募集画面の送信などを行います。
社員やアルバイトが利用する場合には、人事からのチラシやメールに記載されているQRコードやURLを読み取り、専用のアプリを入手することで求人の拡散ができるようになります。
ログイン情報の登録が必要ないので、誰でも簡単に利用を始められるのが特徴です。
Refcomeの評判
一例ですが、Refcome利用者の評判をご紹介します。
・とっても簡単に使えることです。社員に対しても簡単な説明をするだけで使いこなせています。
・Refcomeはシステムに詳しくなくても簡単に使えるのが便利です。また、「サポートが手厚く、小回りが利く」という印象を持っています。
・名前を検索すると全社員の名前が出てきます。パスワードも無いので他人になりすますこともできます。
【参考URL】
https://jp.refcome.com/case/1364?cat=case,career,restaurant
https://apps.apple.com/jp/app/id1351344969
評判の多くは簡単に使えるということでした。シンプルで誰でも使いやすい仕組みが評価されているようです。
MyReferのメリット
使い方が簡単なので、多店舗展開の企業の導入障壁が低い
使い方が簡単で紹介の流れがシンプリなので、サービス業のように多様な世代の人々が働く企業でも簡単に導入ができます。
アプリのインストールもQRコードで簡単に行えるので、従業員の休憩所などに登録用QRコードを記載したポスターを掲示するだけで登録が可能です。ログインも必要ないのでメールアドレスの取得やID /パスワードの管理といった煩雑な作業が発生しないので、誰でも簡単に求人の紹介を行うことができます。
ユーザー会により、他のユーザー企業と情報交換ができる
Refcome主催でユーザー企業の勉強会が開催されています。リファラル採用を行っている他の企業と意見交換をすることでリアルな意見や感想が聞けたり、悩みを共有することでアドバイスを受けることができます。
こうしてユーザー同士でファラル採用を成功させるためのヒントを得たり情報交換をすることがメリットの一つです。
Refcomeのデメリット
インセンティブ管理をシステム外で行う必要がある
インセンティブ管理の機能が備わっていないので、インセンティブを導入する場合には別途で対象者の管理を行う必要があります。インセンティブを導入している企業は多いですが、インセンティブは必ずしも効果がでる取り組みではないので、自社の事業規模・内容や採用対象によって検討する必要があります。
潜在転職者へのリファラル採用に向いていない
タレントプール機能が無いので、入社見込みのある潜在転職者をデータベース化することができません。ポジションは少ないものの、優秀な人材が必要な企業の場合、急な退職等で空きポジションが出た際に、急遽プールした人材の中から優秀な人だけに声を掛ける。といった運用には向いていません。
Refcomeをおすすめできる(できない)企業
- 大勢の従業員にリファラル採用を導入する必要がある
- 常に多店舗・大人数の採用活動を行っている
- ITリテラシーが高くない社員やアルバイトが多い
このような企業だと考えます。
逆に少人数採用で潜在転職者と長期的に接点を持ちたいと思っている企業には向いていないでしょう。
冒頭でお伝えしたとおりRefcomeを使うことでITリテラシーが高くない人材でも簡単に紹介できる仕組みを作ることができるので、アルバイトやパートも含めて大勢の従業員でリファラル採用を行なっていきたい方におすすめできます。